シークレットシークレットBABYMETAL。

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突然ですが、Perfumeのシークレットシークレットという曲が僕は好きです。

「本当の君を知りたいの
　キラキラで目が眩むけど
　斜めから恋をしながら
　その秘密を解いて
　足りないよ 君を知りたいの
　触れる指先が切れそうだ
　最高の甘い笑顔で嘘ついた
　君はいつでもシークレット」

この歌詞の意味は、このMVにも出てくるRHYMESTER宇多丸氏が一番言い当てていると思う。氏曰く「この曲はファンから見たPerfumeを歌った曲である」とのこと。
ステージの上の君はいつもキラキラしていてまぶしい、そして自分は少し横からいつも君を見ている。触れてしまえばその指先が切れてしまいそうなほど恐いその最高の笑顔。
でも本当の君たちはいつでも秘密なんだね。

この曲は、ポリリズムのブレイクで波に乗り、この曲が収録されているアルバム「GAME」もオリコンチャート１位を獲得するPerfume転換期の一曲です。
プロとして一段上がった場所に上がり、周囲の環境が変わる中、今までの自分たちではいられない、秘密のことも多くなる、そんな彼女たちを歌った曲だと思います。
ＰＶも後半になるに従い少しずつ笑わなくなるという演出がされていて、ほんの少し切なさも感じます。

さて、この曲のことをなぜわざわざ書いたか、というとこのころのPerfumeに今のBABYMETALが被るなぁと思ったからです。
Perfumeと比べるとまだまだ事務所から守られている彼女たちですが、彼女たちの周囲はこの１年くらいで大きく変わっています。本人たちの望む、望まないにかかわらずBABYMETALは世界から求められるし、次のアルバム次第でさらなる飛躍の可能性もあります。

特にBABYMETALはPerfumeが一歩ずつ歩みを進めていったのに比べ、BABYMETALはアルバムの発売によってロケットに乗ったような勢いになってしまいました。
今はまだよくわかっていないかもしれませんが、そのうち背負っているものの大きさを知ることになるでしょう。
そうしたときに、自分の本当の気持ちはかくして最高の笑顔で踊ったりするのかなぁ？なんて少しさびしい想像をしてしまい、この曲を思い出した次第です。

彼女たちの無垢な笑顔はいつまでも無垢でいてほしい、と願うのは僕のわがままなんでしょうかね。