レコードの音に今更感動する。
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最終更新日:2017/06/30
amiinA
先日、amiinAのアナログレコード盤「Family Tree」を買いまして、レコードプレヤーも持ってないのに。そんなわけで早速、レコードプレーヤーも安物ですが無いよりはマシ!ということで買いました。
パッケージを開けるあのワクワク再び
パッケージを開けていざ鳴らしてみるとき、なんとも言えないワクワク感がありました。
初めてCDを開けてCDデッキに入れる時のワクワクといいますか。
レコードは実家にいたときによくかけていたので、触り慣れてはいたのですが、とにかく久しぶりに針がレコードに落ちる瞬間が嬉しかった。
このワクワク感を思い出させてくれただけでもamiinAには感謝です。
話逸れますと、BABYMETALがアナログ盤を出した時は特に買おうとは思ってなかったのです。
同じ音源はたくさん(笑)持ってるし、ただでさえiTunesに落とした音源で聴いていて、「結局ライブがいいじゃない」と思ってたので、音源は積極的に聞かなくてもいいだろうと。
で、なんでamiinAのは買おうと思ったかというと、amiinAのプロデューサーさんが並並ならぬこだわりの持ち主で(タワレコのリリイベですらずっと音の調整をしているくらい)、このレコードについても自信を持って「音がいいですよ」と自信を持っておっしゃる一品。
聴かないわけにはいかない!
と思ったからです。
生々しい音
さて、それで聴いた感想なんですが。
なんだこれ。
なんだこの音の生々しさは!!
AAC圧縮の音源はもとよりCD、ハイレゾの音源ともまた違います。
ハイレゾ音源もamiinAのは興味があって聴いてみたのですが、思ったより感動しなくて「この差にお金かける??」って思いました。確かに音の粒はAACよりは良いのだけれど。
でもこのレコードはちょっと違う。
CDではカットされてしまっている音域の音まで収録されているからか、針から音が出ているかなんなのか、なんせ「ライブ感」がある。そこにamiinAの二人がいるような、そんな感じがします。
オケの音も一つ一つの音の粒が立っていて、アレンジがよくわかる。
特にスネアの音とかは「パーン」と静かなところに入ってくると、はっ!としました。
音源なのになぜだか感動しました。
音の解像度
このレコードの音を聞いて、モネの絵とかルノワールの絵を見た時のことを思い出しました。
モネの絵もルノワールの絵も、有名な作品はもちろん知っていましたが、実際に見て見たら全然別物で。自分が知ってたあれはなんなのか?と思うくらい。
科学が発達して、ものすごく解像度の高い絵を表現できるようになりましたが、あの実際の絵のニュアンスは未だに再現はできない気がしています。なぜだかわからないけれど、自分がモネの絵に感動した部分は、ネットとかで見れるモネの絵の中には無いのです。
それと同じことが音楽にも言えると思っていて、CDの中には無い感動があるからみんなライブに行くのだと思います。そしてレコードはライブまではいかないですが、ライブとCDの間くらいの位置にある気がします。
ライブ音源とかをレコードで一回聞いて見たいなと思いました。
やぁ、今日ソニーがレコードのプレスを再開する、というニュースになっていましたが、レコード人気が復活しているのなんだかわかった気がしました。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1706/29/news129.html
レコードにちょっとはまりそうです。
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